[01037] 2002日韓ワールドカップの公式パンフ 投稿者:zin 2011/12/13 03:05が出てきた。懐かしくて読みふけって、何となくアリクロやってみる。
[01036] サカマガ 投稿者:bagrob 2011/07/18 13:02月刊の頃からずーっと買ってたけど
いつからか買ってないわ・・・
再び読み始めるなら何がええんやろ?
[01035] 逆さまゲーム。 投稿者:ベルゴミ先生 2007/04/16 00:53ここに一冊の本がある。
ホルスト・ブレーデカンプ著・原研二訳
「フィレンツェのサッカー〜カルチョの図像学〜」
原著の初版は1993年。翻訳版の初版は2003年11月。
作者のブーレデカンプさんはドイツ人で、
大学で美術史の先生をやってらっしゃるそうです。
この本は法政大学出版局叢書ウニベルシタスシリーズの一冊です。
というわけで装丁は白を基調とした素朴なものです。
僕はこの本を地元の図書館で見つけました。
人口三十万程度の街の図書館に、なぜこんなコアな本があるのか。
そして誰がこんなもんを読むのか。気になって仕方がありません。
さて、肝心の本の内容です。
この本は1600年代初頭フィレンツェのメディチ家に仕えていた銅版画職人
ジャック・カロによる連作版画「諸人物戯画(カプリッチョ)」に描かれた
フィレンツェ式カルチョの実態(と背景)を解明する絵画研究書です。
分析対象となる絵について簡単に説明をしましょう。
画面中央部には肩掛け式の大型の太鼓を構えた「鼓手」が一人。
両足を大きく開いた、いわゆる「踏ん張った」姿で大胆に描かれています。
鼓手の背後には、都市の中心部であろう広場が配され、
カルチョに興じる人々とそれに熱狂する観衆の姿が描かれています。
著者は同書の中で、版画に描かれた競技場がいまもフィレンツェに現存する
サンタ・クローチェ広場であり、現在復原がなされているフィレンツェ式
カルチョと版画に描かれたカルチョの間に見られる複数の差異を指摘します。
また文献との比較から、メディチ家におけるフィレンツェ支配の実態と、
同家における異常なカルチョ熱に言及し、フィレンツェ・カルチョが
1739年に潰えるまでトスカナにおける最重要儀式であったと定義します。
図像学の本全般にいえる事なのでしょうけれど、
一枚の絵画を複眼的に眺め、有ること無いこと見出すという手続きは、
いってみれば良質のミステリを読む楽しみに似ています。
意味の無いものに意味を見出し、勝手に盛り上がったり盛り下がったり。
僕のような神経症気質の人間にはたまらく魅力的な学問です。
僕なんかがヨーロッパに生まれていたらば、間違いなく図像学を専門に選び、
閉鎖された規範の中で一生無駄な深読みをしながら楽しく暮らしたでしょう。
ただの美術好きの門外漢が無責任に思うに、ヨーロッパであそこまで
図像学が発達した背景には、誰もが読んでいる一冊の本の影響の他に、
識字率の低さがあったのだと思います。
日本の神経症患者は大概視覚方面ではなく、言語方向に行きますもんね。
コトバがモノを優越する文化から透視図法という発想は生まれませんって。
む、脱線してしまいましたね。カルチョの話しに戻りましょう。
僕がこの本の中で一番興味深く読んだところは、「カルチョが高い階層の
若者たちにのみ許された特権的な遊戯であった」という指摘です。
元来のサッカー史研究では、サッカーとは太古から伝わる冬至の祝祭が転じた
ものであり、ボールは太陽の隠喩であるという言説が多勢を占めます。
サッカーとは太陽をムラに奪い帰る豊作祈願の手続きである、と。
つまるところサッカーは農耕儀礼だから、貴族文化から発祥のものではない。
あくまでも民衆の営みから生まれたもので、だからこそ反権力の象徴である、
という構図で認識されたわけです。
対して本書において著者は、当時のフィレンツェ・カルチョに参加できたのは
良家の子息のみで、カルチョに参加できることは一種の誉れであったことと、
支配層が庶民のカルチョへの参加を頑なに拒んだことを紹介しています。
カルチョの運営はあくまでも支配層主導で行われ、国賓の来訪や王族の婚姻の
際には祝賀カルチョが行われたことなども明らかにしています。
話しをまとめましょう。いうなれば元来のサッカー史研究は英国における
フットボールの成立と現在の姿を規範とし、サッカー(フットボール)を
「民衆」のスポーツと定義してきました。つまりサッカーを
「退屈な日常から逃れる手段/祝祭/反権力志向」と定義するわけです。
たいして本書では成立当初のフィレンツェ・カルチョはあくまでも
「支配層」の為のスポーツであり、その本質は「権力闘争/日常/権力志向」
であった、という新しい視点を提供しています。
ここがこの本の価値でしょう。
で、ここからは余談です。
フットボールって、基本的にFW(秩序の破壊者/(足しか使えない)動物/
即興/暴力)がDFやGK(秩序の守護者/(手を使える)近代人/計画/言語)を
苛める様を眺めてニヤニヤするもんですよね?
だからまぁ、いってみれば平日は人間として暮らしている人が、
週末だけ動物に戻る為にあるもんですよね。
しかしですね。なぜにイタリアではあそこまで守備が称揚されるのか?
僕にはずっと疑問でした。エレーラによるカテナチオの栄光といった
卑近な記憶も当然あるのでしょうが、根っこはもっと深く、
イタリア人の心性に関わるのではないかと一方的に思っていました。
この本を読み、その謎が少し解けた気がします。
フットボールがあくまでも現実逃避の手段であったのに対し、
カルチョはそもそも現実の一部だった、
という成立の違いがその理由なのではないでしょうか?
フットボールでは参加者と観客の主観が日常の破壊者であるFWに
投影されるのに対し、カルチョでは日常の運営者であるDFやGKに
主観が投影される。成立当初の視座が正反対だからこそ、
カルチョにおいては守備が賞賛されるのではないでしょうか?
(どこまで本当か知りませんけれど(笑))
因みにだからといってイタリア人が抑圧的である、
というわけではありません。
やつらはディフェンスが堅固だからこそ(抑圧が強烈だからこそ)、ゴールの
快楽も増すという倒錯的な憂鬱の解消法を採用しているだけのことで、
かえってイギリス人より近代的かつ性質が悪いのではないでしょうか(笑)。
業の深さここに極まれり、ですな。
長くなりましたがこの辺で。是非ご一読を。
[01034] 虚無への供物。 投稿者:ベルゴミ先生 2007/02/27 20:54寺山修司は
「一回こっきりのことをやるのが表現者で、何度も反復するのが芸人なんだ」
という言葉を遺しています。
なるほど。
僕ね、寺山修司そんな好きじゃないんですけれどちょっと見直しました。
この定義は正しいっすね。じつに。
しかしこの言葉。
この言葉に出会ってしまった全ての人に強制的な二択を迫りますよね。
お前は表現者として生きるのか、それとも芸人として生きるのか、
というヘビーな二択を。
さ〜て。
僕はどっちを選ぼうかな〜。
って、こんなもん二択ですらねぇ(笑)。
答えならば既に選んである。
ここに一冊の本がある(笑)。
ペレ著安藤由紀子訳「ワールドカップ殺人事件」
この文庫本は既に絶版である。初版は1990年7月。アメリカW杯の年だ。
発行所は「殺人事件」らしく東京創元社。版型は一般的な文庫本サイズ。
本の表紙はイラスト。白い上下のユニフォームを着た黒髪の白人選手が
腰の高さのボールを右足でボレーしようとしている。
長く古本屋に置かれていたこの本は装丁が色褪せてしまっている。
御世辞にも見た目が良いとは言えない。
僕はこの本を地元の古本屋で手に入れた。値段は100円。因みに定価は600円。
つまり値段なんてどうでもいいから誰か買ってくれよ、という古本屋の心理を
簡単に想像できる値段のつけ方である。この上なく安易。そして好感が持てる。
背表紙に梗概がある。長くなるがとりあげてみたい。
>世界最大のサッカー大会、ワールドカップ。開催国のアメリカは
>大方の予想を覆して決勝まで駒を進めていた。
>だがそんな折りも折り、プロ・ティームのオーナーが競技場内で殺される
>という事件が発生する。死体の頭部にはスパイクの跡。
>スポーツ記者マークは恋人を嫌疑から救うため真犯人究明に乗りだすが・・・。
>あのペレがサッカーへの情熱を謳い上げた。異色のスポーツミステリ。
・・・・・・・。
梗概を読んだだけなのにつまらなさが伝わってきてしまう
この救いようない感じがたまらなく愛おしいですね。
一応推理モノなんで内容には触れませんが、面白い本であることは請合います。
複数の意味で面白い本です。お薦めします。
因みにネット上の書評を読むと
「ほんとにこの本ペレが書いたのかな?」
というところで思考が止まっているものが多いのですが、
僕はペレ本人が書いていようが、ゴーストライターが書いていようが
そんなん一向にかまいません。
ペレの名前で書かれたミステリが世に出回っている。
そんだけでもう素敵やん。えぇ話しやん
(島田紳助っぽいオチですけれど、芸人の書いたもんだから良いんです)。
因みに解説は加藤久です(笑)。
んでね。この解説が良い(笑)。
ぶっちゃけ本文よりも良い(笑)。
サッカーの神様が書いたというだけの三文小説を、
必死に褒め称える加藤久の情熱がものの見事に空回ってるのが良い。
その失敗っぷりが良い。
ありったけの知識を振り絞り、美辞麗句を並べ、
意味のないものに意味を与えようとする加藤久の姿が良い。
これこそサッカーの真髄。
というか体現。
良い。
ほんとに良い。
自分を愛する為にサッカーを使うのではなくて、
サッカーを愛する為に自分が居るというその佇まいが良い。
この本を最後まで読むとね、思うんですよ。
たかが球蹴りの話しすんのに
コンプレックスやトラウマや功名心や復讐心なんていらねぇなと。
でね。僕は結局自分に二択を迫ってしまうわけです。
僕がサッカーを愛するのか、それともサッカーを使って自分自身を愛するのか、
というヘビーな二択を。
って、こんなもん二択ですらねぇ。
答えならば既に選んである。
[01033] あー 投稿者:C7 2007/02/06 20:50WSKは結構面白いですよね。
去年くらいから読み始めました。
[01032] ワールドサッカーキング 投稿者:俺・ユナイテッド 2007/02/05 21:14面白いといえば面白いし微妙と言えば微妙
特にマンガは半端じゃなく微妙
でも特集はページ数多いし、それなりに検証してるので読み物としては深い
ちなみに今号は「新説セントラルMF論」 全114ページ中70ページくらい使っ
て特集してるよ
[01031] やや”! 投稿者:fuyk 2006/10/09 20:06「ゴールキーパー理論」サッカー以外のGKのことも書いてあるのですが、主
題はサッカーなのでキーパーというポジションに興味のある人はゼヒ②読ん
でみてください!!
[01030] >01029 投稿者:千影 2006/07/19 06:21激しく同意。
[01029] オシム 投稿者:メリー苦しみます 2006/07/18 19:54オシムの言葉につきる
[01028] 1974フットボールオデッセイ 投稿者:藤本穣 2006/05/28 20:35連荘じゃん。
モウリーニョ本2冊も結構面白かったんですが……。
「1974 Football Odyssey」西部謙司 ISBN4-575-29885-9
実はまだ読み終えてないんでアレですが、フォクツ馬鹿すぎ。
「ドラゴ〜ン♪」ってなんだよ。
「中山心配ね」ととっても心配してくれたビスマルクを思い出しました。
[01027] Re: wsk 投稿者:藤本穣 2005/07/31 14:14あれでモウリーニョのコーナーがなければ買わないのにorz
ただ、モウリーニョのコーナーは面白いときは面白いけど今月は
ちょっとお前が言うなってかんじだった。
[01026] wsk 投稿者:モリエンテス 2005/07/31 13:00ワールドサッカーキング??って雑誌最近よく店頭でみるのですが・・内容
は普通としても漫画をいれてるとこは微妙って感じがするのですが。。。?
[01025] 欧州の情報はコレ 投稿者:草薙 2005/04/08 23:59ワールドサッカーダイジェストですかねー。個人的にフォーメーションの図
などが見やすくて控えの選手情報もばっちりなのでおすすめです。
[01024] やっぱり総合誌 投稿者:イカキラー 2005/04/03 01:48VS(バーサス)が良いです。国産のライターによる記事が多くて読みやす
いですし、ナンバーのように堅苦しくもなく、スポルティーバのようにエン
タメ志向が高すぎくもなく、コンテンツも多彩で、何よりも金子さんのフィ
クションともノンフィクションともつかない小説が秀逸です。東野圭吾も連
載してますし。
スポルティーバも毎月買ってますが、ちょっとマンネリ化してきた感があり
ます。小田嶋隆、町山智浩、香山リカ、斉藤孝といった方々の連載は抜群で
すが。
専門誌は立ち読みで済ませてます。ただ、エクストラは良いですね。興味の
ある内容なら買ってます。
[01023] ホイッスル 投稿者:ルフィ 2005/03/31 23:21僕が今はまっているのは、「ホイッスル」というマンガです。
1〜23巻ぐらいまであります。
なんといっても、その絵のかっこよさ、ストーリーの良さ
が見所です。
僕はシゲという人が好きです。
[01022] サッカー批評 投稿者:dogramagra 2005/02/15 16:47サッカー批評、好きだったんですけど
最近編集長が変わってから代表ネタばっかりで萎えてます。
[01021] 『Game of People』 西部謙司著 投稿者:あーる 2004/12/19 11:25今、西部謙司さんの『Game of People -アジアカップ&ユーロ2004超観戦記-』を
読んでいるところです。
面白いです。
サブタイトルの通り、内容はアジアカップとユーロの観戦記です。
この本の中の9章は、オランダのディック・アドフォカート監督は「バカ」と呼ばれ
ていた。という一文から始まります。そして、グループDの2戦目オランダvsチェコ
という大会ベストマッチの、アドフォとブリュックナーの両監督の采配に主眼を置
き、分析をおこなっています。その分析に「なるほど」と舌を巻いてしまいまし
た。
これはおススメできる本だと思います。
2004年12月25日発行で、出版社は双葉社。販価は\1600+税です。
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