DANI JARQUE SIEMPRE CON NOSOTROS

・・・と気分を入れ替えたつもりでも、ブランキアスールのユニを見
ただけで泣きそうになってしまう今日この頃。

　でもまあ、せっかく更新してくれたのだし、何か書き込まない
と！

というわけで、馴染みの顔ぶれが何人かいなくなっておりますの
でご紹介を。

○ジョナタン・ソリアーノ・・・僕の中では「ホナタン」だった彼。ポス
トタムードとして期待されていましたが、ここ何年かのレンタル生
活を経てルーチョ・バルサへ正式に移籍したようです。トップチー
ムに上がればデルビーでの対決が見られるかも！なんて淡い期
待を持たせてくれます。頑張れ！

○フランシスコ・ルフェテ・・・２００６年にバレンシアからやってき
て以来、来る日も来る日も馬車馬のように右サイドを走り続けて
きた男。速さも無くなり、クロスの制度も相当微妙でしたが、その
一生懸命走り続ける姿には感動すら覚えました。ここで引退かと
も思ってたんですが、２部エルクレスへ移籍。

今から遡る事四年前・・・
　当時、フランスのリーグアンでは、前年度にクラブ史上初のリーグ優勝を
果たしたオリンピック・リヨンが連覇に向けて邁進していました。リーグ前
半戦はあまりパッとしなかったものの、後半に入ってからは驚異的な勝率を
誇り、一気にライバルチーム達に並び追い越そうとする様は、本拠地である
ＬＹＯＮとライオンの意であるＲＹＯＮとをもじり、「不屈のライオン」と
称されていました。

今から遡る事四年前・・・
　ドイツ・ブンデスリーガ１部所属、カイザースラウテルンの選手であるミ
ロスラフ・クローゼは悩んでいました。前年のＦＩＦＡワールドカップで６
得点を挙げ、得点王争いで２位となった元大工の彼は、にわかに高まり始め
た周囲の期待に困惑したのか、ワールドカップ初戦で見せたあの獅子のよう
な迫力あるヘディングはなりを潜め、周りからは「去年の活躍はただのマグ
レだったんだ」と陰口さえ叩かれるようになってしまっていました。

二ヶ月前・・・
　「不屈のライオン」はさらなる進化を遂げていました。前人未到のリーグ
アン五連覇を達成し、今年も２位以下のチームを大きく引き離し六連覇は確
実。もはやこの「王者リヨン」が目指すのはヨーロッパ全体の覇権のみであ
り、フランスリーグ代表として、ライバルであるはずのパリジャン、パリジ
ェンヌ達さえも、ミッドウィークではリヨンに声援を送っているほどでし
た。

一週間前・・・
　クローゼはまた悩んでいました。三年前に音楽隊の地であるブレーメンに
移籍し、ソリストとして見事な復活を遂げた彼でしたが、ここ最近は公式戦
９００分近くノーゴールと不調を極め、独走かと思われた得点王争いでもい
つの間にか中位にまで落ち込んでいました。せっかく手にした「ドイツ人Ｎ
Ｏ．１ストライカー」の称号も今にもクラニーの手に再び渡る・・・そんな
状況だったのです。

そして今・・・
　リヨンは期待されたチャンピオンズリーグでの敗退を受け、「不屈のライ
オン」の象徴でもあったジュニーニョが、「もうだめぽ。」と発言。すると
チームは突如として崩れ始め、カップ戦でも敗退。リーグこそ六連覇が間近
なものの、前半戦での圧倒的な強さは消え失せ、どこか惰性で試合を消化し
ている様な、そんなチームとなってしまいました。「不屈のライオン」の目
は半分閉じてしまっています。
　
　一方、隣のドイツでは「眠れる獅子」が突如として覚醒していました。Ｕ
ＥＦＡカップ対ＡＺ戦で久々のゴールを挙げると、その日のうちに２得点、
次のリーグ戦でも得点を挙げるなどもはや絶好調。彼の右肩には「前年度ブ
ンデスリーガ得点王」、左肩には「ＦＩＦＡワールドカップ得点王」の襷が
燦然と輝いているようです。そう、間違いなく現在の彼は「ドイツ人ＮＯ．
１ストライカー」なのです。

　と、ここまでは長い長い前置き。ここからが本題。
「エスパニョールの小粒な攻撃陣でいかにもごっついブレーメンＤＦ陣を打
ち破れるのか」
「ハルケはゴルカはゴールポストは、クローゼを抑え続けることができるの
だろうか」

思えば五年前、日韓共催ワールドカップの優勝チームを「ドイツ」、得点王
を「クローゼ」と予想した僕ですが、その時の微妙な外れっぷりのツケがこ
こにきて回ってきた気がせんでもないんですが、まぁきっとそんなことなど
関係なく、相手はブレーメン。千載一遇のチャンスにどう考えても相性最悪
のこの相手。音楽隊相手にインコ一羽で何ができるものか。いやいやなんの
その、元ツバメの岩村に「何苦楚」魂を伝授してもらうんじゃ。

さあ、逝こう。鳴いても歌っても残りあと３試合だ。

ひとつ、男とはロマンを追うものである。

ひとつ、男とはスリルを求めるものである。

ひとつ、男とは安住を良しとしないものである。

ひとつ、男とは約束された地などに興味は抱かないものである。

ひとつ、男とは言い訳しないものである。

ひとつ、男とは強がりを言うものである。

ひとつ、男とは「あの３分間さえなかったら・・・！」などと過去を悔やん
だりしないものである。

ひとつ、男とは相手チームの主力選手を呪おうとしたりしないものである。

ひとつ、男とはその結果逆に自チームのキャプテンが負傷したりしても平静
を保っているものである。

ひとつ、男とは個人の賞などには興味を示さないものである。

ひとつ、男とは０−０の引き分けなどを望んだりしないものである。

ひとつ、男とはラジオマルカを聴きながら慟哭したりしないものである。

ひとつ、男とは自分の応援するチームの勝利を信じて疑わないものである。

たとえばいま私が「行かないで」と言ったら
あなたはここに居てくれるでしょうか？

たとえばいま貴方が「愛してる」と言ったら
それはいつまで私を縛れるかしら？

「全て」だなんて言いたくない
いいえ、言いたいわ

たとえばいま私が「切らないで」と言ったら
あなたは髪を伸ばし続けるでしょうか？

たとえばいまあなたが死にそうなスランプなら
私はいのちかけて応援してあげるかしら？

約束も未来も契約もないままで
あなたと生きることができるでしょうか

「ペリコだけのものでいたい」
「いいえ、いたくない」

「全て」になんてならないで
いいえ、なってほしい
そうよ、ならないで

愛して

愛さないで

ここにいて

ひとりで出て

　http://www.sport.es/default.asp?
idpublicacio_PK=44&idioma=CAS&idnoticia_PK=384767&idseccio_PK=804&h=

　完璧な試合運びで、エスパニョールがバルサを下したデルビー・バルセロ
ナでしたが、試合内容とは無関係に、注目を集めていた選手がいました。そ
う、ハビエル‘コネッホ’サビオラ。彼には２年前の夏、一時エスパニョー
ルへの入団がほぼ決定しかけたものの、土壇場でバルサ側がごね、結局バル
サ残留→セビージャへレンタル、という経緯がありまして（このＢＢＳだ
と、７０あたり）、エスパニョール側からすればコネッホ獲得は悲願。スポ
ーツディレクターの言葉を借りれば「２年前から棘が刺さったような気持
ち」であり、さらにはこの冬の移籍市場でコネッホ獲り再挑戦を表明するな
ど、試合前からなんかそんな感じで盛り上がってはいました。まあ、しか
し・・・

結局、断念。だ、そうです。
理由は、「高いから」。だ、そうです。

まあ、仕方の無いことですよね。サビオラはエスパニョールのような小さな
器に納まるような選手でもないですし・・・。でもこうなったらできるだけ
バルサで頑張って欲しいもんです。

　ついでにその他の状況も少し。

・デ・ラ・ペーニャ、契約更新に向けて交渉スタート。
・セルヒオ・サンチェス、レアルマドリーカスティージャへ。
・ペイショット、ホナタン、フレドソンの３人は放出リスト内。

こんな感じです。今のところ。