◆リーガ　：カンプ・ノウの憂鬱（バルセロナ）：欧州の雄へ

そして混乱の75分。
バレロンがドリブルで抜け出し、ＰＡ左手前でオレゲールが倒してしまいます。
このプレーを線審に確認した主審は、何故かモッタにイエローを出します・・・。
2枚目のイエローでモッタは退場。バルサはこれに猛抗議。これでロニーに黄色。
その後も抗議は続き、モッタも憤懣やるかたない表情でしたが、プジョルになだめ
られて外に出ます。デポルはフランにイエローが出され、さらにバルサベンチの誰
かにも1枚イエロー。
この混乱の最中、デポルはナイベトに代えてジャウミーニャを入れ、お互い3交替枠
を使い切りました。
この意味不明な判定による混乱で、誰にイエローを出されたのかは正直良くわかり
ませんでした。画面に出た表示もどこまで信用できるやら、です。
恐らくモッタ、オレゲール、ロニー、フラン、そしてバルサベンチに出たのだと思
います。
この審判がいちいち問題を起こしているのは明らかです。やっぱダメ審判です。
フランが蹴った直接ＦＫは、Ｖバルデスが好セーブで抑えました。

一人少なくなったバルサの80分。
右サイドでガブリがフランと対峙し、粘った後でヘルプに来たサビオラへ。
サビオラは中央のチャビに出すと、ＰＡ手前で１フェイク入れてそのままループシ
ュートを放ちます。そしてモリーナの上を越えたボールは、バーを叩きます。
こぼれ球を左のロニーがキープしますが、抜け出そうとした所を止められました。

81分、右からするすると上がっていったレイジハーが敵陣に攻め込みますが、敵陣
深くでカットされてカウンターを受けます。
サイドチェンジから左を抜かれ、クロスボールはＤＦとＧＫの間を抜け、右のルケ
へ一直線。しかしルケに到達する直前にプジョルが触り、軌道の変わったボールを
ルケは捉えきれず、シュートは外へ出ました。
そのゴールキックを、中央でロニーが競り勝ちガブリへ預け、再びロニーがボール
を受けると、右に流れたサビオラへスルーパスを出します。
サビオラはフェイント入れて左足でシュートするも、ＤＦに弾かれ、ロニーがこぼ
れ球をさらにシュートしましたが、これも弾かれてしまいました。
さらにさらにそのカウンター。バレロンが中央で粘って突破し、右に流れるセルシ
オへスルーパス。右でフリーで受けたセルシオが、チェックの来る前に左に走り込
むルケへ低いクロスを上げます。
ＧＫもＤＦも超え、ゴール手前でドフリーで合わせるルケ。万事休す・・・でした
が、ゴールから１Ｍちょっとの位置から打ったシュートは、ワンバウンドしてゴー
ル枠上を越えていきました。
触るだけでゴールという場面だったのですが、奇跡的なシュートミスです。顔を覆
って崩れるルケ。助かった・・・。

84分、ロングフィードをロニーが頭で落とし、ガブリから左に流れるチャビへ。
チャビがロニーへ返し、そのまま中央裏を狙うと、右に走り込むガブリが完全フリ
ーになります。
ロニーがそこに完璧なスルーパスを通しますが、構えるモリーナに躊躇したガブリ
が止まってしまい、一人かわして打ったシュートは、右に流れた痛恨のシュートミ
スでした。
交互に決定的なシーンが続きます・・・。

86分、ＣＫを弾き返したバルサがボールを繋ぎ、自陣内でロニーに渡します。
そこからロニーが一気にトップスピードでダッシュ。ＰＡ手前で最後の一人、Ｊア
ンドラーデをかわし、抜け出そうとした所で後ろから手で倒され、ＦＫを得ます。
倒したスカローニにはイエロー。
このロニーのＦＫは弾かれ、右でガブリとサビオラが粘りますが、奪われました。

ロスタイム91分、中央でバレロン−ジャウミーニャ−セルシオと繋がれ、プジョル
の股を抜かれてＧＫとＤＦの間に低いクロスを通されるも、誰にも当たらず。最後
まで危なすぎる。。。

そして試合終了です。疲れました。。。
審判が普通の人なら、もっと余裕な展開だったでしょう。

しかし、しかし・・・しかぁぁぁあああし！
６連勝、６連勝です！
終わってしまえば、審判に腹が立とうが、危ないシーンが続こうが、６連勝です！
UEFAも入れれば７連勝ですよ！
これで３位のデポルとは４ポイント差、エスパニョールに負けた２位バレンシアと
は５ポイント差です。

怒涛の快進撃を続けるバルサ。
こうなったら次のUEFAで８連勝はもちろん、マジョルカ戦にも勝って、さらにさら
に白星を繋げましょう！

27分、チャビ、コク、Ｌガルシアが中央右で3角パスを繋ぎ、右に流れたロニーがフ
リーでボールを受けます。
そこから左サイドに走り込みながら手を上げるダビッツに大きいサイドチェンジ。
Ｌガルシアがそのまま右へ走り込み、中央のサビオラをサポートします。
ダビッツはこのボールをヘッドで折り返すと、中央に走り込むサビオラがフリーで
迷わずダイレクトボレーシュートを打ちますが、ボールは枠の上でした。
そして左からのＣＫ。チャビのショートコーナーを繋ぎ、中央へ走るダビッツがミ
ドルシュートを狙います。これは敵に当たって高く跳ね返りクリアされますが、セ
ンターライン左で再びマイボールに。
ボールを取ったジオは、一人かわしてロニーに預け、そのまま上がります。
そしてロニーから左に残っていたチャビに繋ぎ、上がったジオとの１−２でチャビ
が左を突破。エンドライン付近まで切れ込んで中を向き、走り込むサビオラへ合わ
せ、サビオラが上手く左足でこれを合わせてゴォーーーーーーール！
またまた来ましたうさぎさん、見事ゴール隅へ放り込みました！
そしてまたもチャビのアシストです。２点差です。もう最高です君達。

31分、右からのクロスをレイジハーが頭で跳ね返し、クリアしますが、そのままヘ
ッドで戻されます。これに裏で合わせたバレロンが、完璧なトラップからゴール左
隅に流し込んで、ゴール！
・・・でしたがその前に笛。バルサがＤＦラインを押し上げており、デポルＦＷ陣
は全員オフサイドでした。
組織されたディフェンスを感じます。リーガ前半のバルサには無かった物です。

この後バルサはペースダウン。守備とキープ重視になり、時間を使っていきます。
バルサのボール回しには余裕すら感じられ、ここがリアソールだとは思えません。

42分、自陣でボールを奪ったバルサが一気のカウンターを狙います。
ロニーが自陣でこぼれ球を拾い、そのままがら空きの中盤をするすると上がりま
す。そして左でフリーとなったサビオラへ預け、サビオラは少し貯めて走りこんで
来るチャビの前方へパス。ここが広大なスペースとなっており、敵がチェックに来
る前にチャビがミドル。しかし地を這うようなシュートは左へ外れました。

ダビッツがイエローを貰って、ロスタイムに最後の１難がありました。
右でキープされた後、中央でバレロンが持ち、チャビとの１ｏｎ１になります。
ターン２回でキープされて前を向かれ、中央に切れ込んだビクトルがポストとな
り、右ラテラルのスカローニがフリーで抜けます。
ここでシュート気味の速いクロスがルケにドンピシャで合い、左足でゴールを狙い
すましたシュート！スカローニは万歳してゴールを確信しましたが、シュートは右
に逸れ、オマケにオフサイドでした。
ここで前半終了。２−０です、２−０。これぞバルサです。みたかバルサの底力！
そんな私はトト引き分けに賭けていましたごめんなさい＿|‾|○

後半、ライカーはダビッツに代えてモッタを入れます。イエローのせいなのか。
デポルはトリスタンとビクトルを代え、パンディアーニとフランを入れてきまし
た。セルヒオが右に入り、フランはピボテに入るようです。パンディアーニはトッ
プ。イルレタ監督がまた選手と揉めそうな気が・・・（笑）

デポルの激しい攻撃から始まりますが、これを凌ぐバルサ。
そしていきなり来ました47分。左へのロングフィードをサビオラが追い、ＰＡ手前
でキープします。
中央を走り上がるロニーを飛ばし、中央右に走り込むＬガルシアへスルーパス。
右には誰もおらず、Ｌガルシアの前にはＧＫだけです。ＰＡ内で完全にフリー。
このチャンスに落ち着いて、シュートを打たずダイレクトで折り返すＬガルシア。
そして走り込んだロニーがパスを受けると、前にはもう誰もいません。
落ち着いてトラップし、そのまま、、、ごおおおおおおおおおおおおおおおる！
３人だけで点取ってしまいました。大きい大きい追加点です。

しかし、まだ終わらない。
50分、ルケのショートコーナーからロメロが左サイド突破。
ライン際から上げたクロスを、パンディアーニが戻りながら鋭角へ難しいヘディン
グシュート。
敵ながら見事に決まり、３−１となりました。トリスタン立場が無いなあ・・・

52分、コクがバレロンを倒してしまったのですが、何故かモッタがタルヘタアマリ
ージャ。誤審です（きっぱり
53分、自陣左で囲い込みからジオがボールを奪い、ロニー−サビオラと繋ぐと右が
がら空きに。同じようなカウンター展開で、サビオラも右を狙いますが、それを読
んだＤＦにカットされます。ボールを取られたサビオラが思わず相手を倒してしま
い、タルヘタアマリージャです。
そして次節出場停止・・・アイター。

56分、レイジハーがロメロの上がりに気付かずに裏を取られ、右を破られます。
フリーで狙い済ましたクロスは、パンディアーニが走りこんで来るポイントに素晴
らしい精度で上がり、ダイビングヘッドで狙ったシュートは左のポストを叩くゴラ
ッソヘッドでした。これで３−２になりました。パンディアーニ恐るべし・・・

この辺りから、バルサ陣右が抜かれるシーンが目立ちます。
今日のライカーは対応が早く、ガブリがアップを始めます。
しかし先に交代したのはジェラールで、どうもコクが足を痛めたようです。これは
痛い。これで右サイドの交代は見送られます。

65分、キャプテンマークを受け取ったプジョルが、審判の目の前でスラでボールを
奪います。どう見てもボールに行っているこのタックルが何故かファール。プジョ
ルが思わず激昂し、倒れたマウロシルバに詰め寄ります。
これが原因でやや荒れ、プジョルにイエローが出ます。この審判やっぱダメだ。
今日の審判は、マドリーｖｓバレンシアで誤審伝説ＰＫを与えたあの男、ペドロ・
トリスタンテ・オリバです。

68分、またもレイジハーの裏、右サイドを破られてクロスを入れられます。
ファーに流れたクロスをセルシオ（？）が合わせますが、Ｖバルデスが横っ飛びで
弾き、難を逃れました。
69分、Lガルシアに代えてガブリ投入。ようやくいつものライカーに戻りました（謎
そしてチャビがレイジハーに指示を与えるシーンが。裏注意しろって事かな。
71分、ジオが粘ってサビオラに繋ぎ、右でフリーのガブリへスルーパスが通りま
す。ガブリは完全フリーでシュートを打ちますが、惜しくもＧＫに防がれます。

ＮＯ９さんの予想通り、長いです（笑）

リーガで５連勝中。ＵＥＦＡも勝ちました。現在６連勝です。アンビリーバボー。
この絶好調バルサの次の試練、フエラのデポルティボ戦です。
しかしデポルティボもＣＬでユーベに勝ち、好調を保ってます。
さぁ好調バルサはメスタージャに続き、リアソールを制覇できるか！

　　サビオラ
　ロナウジーニョ L.ガルシア

　ダビッツコクチャビ
ジオ　　　レイジハー
　プジョルオレゲール

　　V.バルデス

マルケスが負傷中なのでオレゲールが入ります。完全にフィットしてますね。
そしてUEFAで復帰済みのレイジハーが入り、ガブリはサブで復帰。
そしてコクが193試合目で、バルサ外人として最多出場記録となりました。おめ！
デポルは1TOPにトリスタンが入り、左ルケ、右ビクトル、好調バレロンが中央の4-
2-3-1です。

試合はまず、デポルの攻撃から入りました。
右のビクトルを中心に攻めて来ます。ジオはちょっと振られぎみですが、コクが上
手くカバーします。
今のバルサの守備に穴は見当たりません。
ＤＦ陣はハードマークで敵に当たり、コクが決して敵をフリーにせず、チャビとダ
ビッツ、ロニーも中盤で敵を追い掛け回します。
この守備網は、好調のデポルティーボと言えども容易には崩せないでしょう。
Ｌガルシアは上がり目のサイドで、サビオラと共に前線で待ち、カウンターを狙っ
ています。お互いに中盤のプレスは激しいですが、前線へのプレスはそれほどでも
ありませんでした。

バルサの反撃は、7分から。
中央でチャビがボールを奪い、ロニーに預けてキープする間に、レイジハーが上が
ってきます。預けられたＬガルシアは無理をせずに中央に戻し、レイジハーは戻
り、今度はチャビからサビオラ、そして左のダビッツへ。
流れるようにサイドチェンジし、ここでダビッツがまたぎフェイント連発から勝負
をかけます。しかし上手くナイベトに抑え込まれ、左サイドを戻ってまたチャビ
へ。チャビが中央右を下がってきたサビオラに預けると、ギアチェンジで一人かわ
し、中央からシュートフェイントでもう一人抜き、、、に行くところでカットさ
れ、カウンターを受けます。しかしパスが小気味良く回ってますね。
このカウンターは敵陣内でジオがパスカットし、再びボールはチャビへ。
ここでデポルＤＦラインの中央に凹扇形のギャップができており、そこを狙うサビ
オラにチャビが絶妙のループパスを上げます。
ＧＫモリーナが慌てて突っ込んできますが、サビオラは１バウンドさせた後、
ジャンプして飛び込んで来るモリーナの下を狙って抜きにかかります。
しかしこれが運悪く、モリーナの意図しない後ろ足にボールが当たってしまい、そ
のままクリアされました。
いきなりの決定的なシーンです。デポルの攻撃をきっちり受けきった後に落ち着い
てボールを回し、さらにカウンター。バルサの好調が伺えるシーンでした。
この直後、中央でボールを受けたバレロンが、当たりに来たプジョルをかわし、そ
のプジョルが居たスペースをコクがカバーする一瞬のスキを狙ってスルーパス。
これが見事にトリスタンに通り、デポルにも決定的なシーンが生まれます。
これは追いすがるレイジハーとコクに囲まれ、Ｖバルデスが前を塞いだおかげで、
シュートはコクの足に当たって上に逸れました。
いきなりの熱い展開に、名勝負の予感が生まれます。

12分、右からのジオのＦＫをファーサイドに流れるサビオラが頭で折り返すも、Ｇ
Ｋのジャンピングキャッチで防がれました。
14分、自陣右からのデポルのＣＫを跳ね返しますが、こぼれ球をセルヒオが直接ミ
ドルシュートで狙います。これはＤＦが跳ね返すも、ＰＡ内右でビクトルに拾わ
れ、フェイントから内に切り替えしてさらにシュート。
チャビの足に当たって方向が変わり、Ｖバルデスが必死で飛びつきます。
ヒヤっとしましたが、ボールは枠外に出てくれました。危なかった。。。
16分、ロニーが自陣左でボールカットされ、ビクトルがジオに頭で競り勝ち、トリ
スタンへ繋ぎます。ＰＡ内でオレゲールが付きますが、そのオレゲールを左にかわ
してシュート。しかしこれはやや当たり損ね、Ｖバルデスの正面への弱ゴロシュー
トとなりました。

まさに攻め合いです。
危険なシーンの直後にカウンターで脅かし、さらにそのカウンターを途中で奪って
カウンターを狙うという、素晴らしい攻防が続きます。
このスピード感ある攻防の中、ロニーとチャビの視野の広さがとても効いてます。

18分、右からのビクトルのクロスをＶバルデスが飛び出て両手パンチング。
19分、同じく右からの低いクロスを、コク＆プジョルと競り合ったトリスタンが倒
れます。一瞬騒がしくなりますが、ノーホイッスル。
このシュミレーション的なシーンは7,8回はスローで晒されてました（笑）

21分、ライカーが指示を飛ばすシーンで、「上がれ上がれ！」というゼスチャーで
す。なんでいきなりそんな強気なんですか（笑）
22分、左をルケに突破され、低く早いクロスを入れられるも、Ｖバルデスがナイス
セーブ。そして起き上がった直後、左へのロングパントを出し、それをロニーが追
います。これをワンバウンドさせていきなりサビオラへノールックパス。
敵の足に弾かれて、飛び出したＧＫに直接取られましたが、魅せてくれます。

23分、ボールを奪ったプジョルが中央のチャビへ送ります。
チャビはそのまま上がり、左サイドのスペースを狙ったサビオラへスルーパス。
そしてＰＡ左のやや手前の位置でナイベトに足をかけられ、ＦＫを得ました。
このチャビのＦＫはＰＡ中央に飛び、フリーで垂直ジャンプしたのはロニーです。
ドンピシャのヘディングはゴール左へ飛び、モリーナが飛びつくも届かずに、、、
ゴーーーーール！今日はヘッドでの得点です。もう誰もロニーを止められません！

録画していたのをやっと見れました(なぜか後半だけしか録れてない・・・)
思ったのはここ数年、というよりリバウドが居た頃との違いです。
特に顕著だったのがチャビが余裕を持ってプレーできている所です。
かつてリバウドが居た時は中盤、今のロナウジーニョのスペースが空き気味
で、そこを相手の選手に突かれドブルピボッテはボールキープできずにいた
印象があります。しかしロナウジーニョは、そのスペースの守備もしなおか
つポストプレイをしゴールも決める。守備の負担が減ったチャビは(ダービッ
ツがいればさらに楽でしょうね)自分からそのスペースに走りこみより積極的
なラストパス、シュートができるようになったような気がします。
そしてエストレーモの動きは孤立していたここ数年の印象からよりコンパク
トにセンターの選手との距離を保ち動き出しも良くなりました。
前線からのプレッシャーの掛け方も上々のできで攻撃の主導権を持つことが
できる要因の一つだと思います。
やはりロマーリオの「ここ十年でブラジル最高の選手」発言はだてじゃない
っすね。ロナウジーニョはバケーロの貢献度、ラウドルップのパス、リバウ
ドの得点力を併せ持つクラックですね！(言い過ぎか・・・w)
リアソールでもたのんます!
(しったかですんまそん(弱気)

しかし緊迫感のある試合です。
お互いにＤＦラインを上げて中盤のスペースを消し合い、ボールを奪ったらすぐに
前線の急所を狙う展開。
ＤＦはその急所をことごとく潰し、またボール保持者にも厳しくチェックに行きま
す。それをバルサはタッチ数の少ないボール回しで打開を狙い、バレンシアは両サ
イドを使って崩しに来ます。
点は入りませんが、両チームとも攻撃の為の守備を徹底しており、まさに手に汗握
る名勝負です。

57分、バレンシアがボールを回してサイドからミスタへ楔を入れます。
ここでミスタがＤＦを背負いボールキープ、そして前に走るＲオリベイラにスルー
パスを出します。
これが絶妙のタイミングでオリベイラが走り込み、シュートを打ちますが、周りの
プレッシャーのせいか、浮かしてくれました。

60分、「今日のロニー」タイムです。
バルサ陣センターサークル手前でボールを受け、一気に前に走り込むロニー。
追いすがるアルベルダをスピードで振り切り、左に走るサビオラの前方へ浮かせた
パスを送る。
これを受けてＰＡ内に進入するも、ＤＦに止められてシュートには行けません。
そこでＰＡ手前で待つロニーに一度戻します。完全フリーです。
ＤＦの足に当たってやや浮いたボールをトラップし、ＤＦ二人がロニー向かってシ
ュートブロックに来るのを見ると、
右足でちょこんと浮かし、そのボールをそのままシュート！・・・フェイント！
そのまま右に抜け出しますが、バラハとカルボーニはなんとこのフェイントでも振
り切れません。右に走りつつもう一度フェイントをかけ、さらに右にかわしてから
シュートを放ちます。しかしサイドに流れすぎたせいか、カニサレスが横に倒れ込
みながらのナイスセーブ。
バレンシアの守備は堅い。。。

64分、Ｒオリベイラに代えてシソッコを入れます。上がり目のピボテという位置で
した。
67分、中央右でボールを奪ったバルサ。チャビとコクのボール回しから中央のロニ
ーへ。ここでロニーがマークに来たアジャラをかわしてドリブルで上がり、カバー
に来たバラハとアルベルダを、滑りながらのブレーキングでかわします。
そしてがら空きの右サイドをチャビ−Ｌガルシアと繋ぎ、最後はＬガルシアのシュ
ート！ファーに転がるボールはカニサレスの手を抜けてゴール！・・・と思いまし
たが、ギリギリで枠を外してしまいました。ぐぐ〜。。。

71分、疲れの見えてきたモッタに代えてジェラール投入。
モッタは上がりこそあまり見せなかった物の、最後までボールを奪いつづけてくれ
ました。
その直後、カルボーネの頭上を越して抜こうとしたＬガルシアでしたが、これをカ
ルボーネが手で叩き落とし、タルヘタアマリージャ。
73分、カニサレスの特大ＧＫをミスタが胸で手前に落とし、シソッコがダイレクト
でシュートという超速攻。
強烈なシュートでしたが、Ｖバルデスの正面でした。
そのＶＴＲの途中で左サイドからシソッコのロングシュート。これも正面で止めて
一安心。
この後、しばらくバレンシアの攻撃が続きます。
そして76分。バレンシアのカウンターです。
中央で一瞬貯めを作り、左を上がるカルボーネのスルーパスでビセンテが左サイド
を突破します。
エンドラインギリギリからマイナスのクロスを上げると、ドフリーで待っていたバ
ラハがダイレクトのボレーシュート。
完全に枠を捉えていましたが、Ｖバルデスが横っ飛びでスーパーセーブ！
目の前ではアルベルダがこぼれ球を狙っていましたが、この強烈なシュートを完全
にキャッチング。
今日の試合で最も危ないシーンを救ってくれました。まさに守護神です。

さあ、流れは変わって77分、バルサは左のＣＫを得ました。
チャビが蹴ったＣＫはオレゲールの頭を超え、ジェラールの頭に届きます。
これを落ち着いてジェラールがゴール右隅に・・・流し込みました！
Ｌガルシアに続いて、古巣への初ゴールです。今のバルサには間違いなく幸運の女
神がついてます。
ジェラールは古巣へ敬意を払ったのか、あまり喜びを表に出しませんでしたが、と
ても嬉しいゴールでしょう。

こうなったらもう今のバルサに弱点は無いです。圧力を増したバレンシアの攻撃を
弾き返します。
そして80分、ゴール手前のＦＫを審判の笛が鳴る前に蹴ってしまったカルボーネ
が、2枚目のイエローで退場になります。
まさに焦りが生んだロハです。この時点で勝利を確信しました。

しかし、さすがはバレンシア、しぶとい！
左を突破したビセンテが大きいクロスを入れ、右のアングロがエンドライン際でこ
れを受けます。
そこからさらに大きいクロスを入れ、ビセンテが再びエンドライン際で受ける。
これをまたダイレクトで中央に高いボールで折り返し、シソッコがヘッドで狙いま
すが、Ｖバルデスが飛び出してキャッチ。
最後のクロスに精度をかきましたが、3度も揺さぶられるとは・・・。さすが。

83分、アルベルダに代えてカノッピオ投入。
そしてバレンシアの攻撃を凌いで凌いで凌ぎまくって・・・
ロスタイム、サビオラに代えてＬエンリケ投入。試合終了。
敵地での見事な１−０勝利です！

次はカンプノウでデポル戦。の前にUEFAもありましたね。
ガンガン勝ち続けていきましょう！
それにしても・・・どこまで連勝続くんだ、バルサァァァァ！（カビラ風

大変遅くなりました。。。すいません・゜・(ノД`)・゜・。
今節は強豪バレンシアとの対決です。
ダビッツ欠場ですが、バレンシアもアイマールが出れないそうです。ラッキー！
　　サビオラ
　ロナウジーニョ L.ガルシア

　モッタコクチャビ
ジオ　　　オレゲール
　プジョルマルケス

　　V.バルデス

予想通り、モッタがダビッツの穴埋めです。
そして前節、怪我してしまったレイジハーは欠場で、オレゲールが入りました。

試合の方は、両チームとも慎重な立ち上がりです。
バレンシアはミスタとオリベイラの２ＴＯＰが縦に並ぶ感じで、ＤＦへのプレスは
厳しくは無いです。代わりに中盤でのプレッシングが厚く、ＤＦからボールが縦に
入ると即座に当たられ、無理に飛び込もうとするとあっという間に囲まれ、そして
ボールを奪ってからのカウンター、が主な戦法です。
特に両サイドを使っての攻撃は、相変わらず鋭い。危険です。
それに対してバルサは、ＤＦラインを比較的高く保ち、中盤でのプレッシングで勝
負に行きます。珍しく強気な守備ですが、攻撃に関しては慎重で、カウンターの時
は一気に行きますが、守備を固められた時は無理に飛び込まずに、落ち着いてボー
ルを回してました。

しかし何よりも気になったのは、観客です。
この試合、ハンドっぽいプレイがやたら多かったのですが、その度に観客からブー
イングが来ます。
その他にも、バレンシアの選手が倒れるとブーイング、オフサイドの旗が上がると
ブーイング、審判が笛吹く度に反応します。
気持ちはわかりますが・・・うるさすぎ（笑

サビオラｖｓアジャラが見ごたえがあります。
ウマさ強さ高さで守るアジャラに対し、スピードと走り込みでなんとか裏をかこう
とするコネホです。
アジャラは身長無い割にジャンプ力があるので、本当に高い。
読みも鋭いし、もうしばらく活躍は続きそうです。

目立つ動きは少ないですが、16分。
中央を突破したロニーがＤＦを引き付け、左に上がったジオへスルーパス。
これをジオが直接狙うも、高いシュートをカニサレスに弾かれました。
17分、チャビからサビオラへスルーパスが出るも、シュートは左に外れました。
26分。長いＤＦラインのボール回しから、マルケスからサビオラのポストを使って
チャビへ。右に抜け出す所でバラハが足をかけてしまい、イエローカード。
そのＰＡ右手前からのジオの低いＦＫがファーに流れ、コクが右足で合わせるが、
空振りしてしまいました。
29分。マルケスが上がってＬガルシアにパスし、ペジェグリーノの股下を抜いて抜
け出そうとした所でファール。
これまた同じようなシーンでイエローカードが出て、同じような位置からのＦＫ。
そして今度はロニーの鋭く低いＦＫがゴール右隅を狙うも、カニサレスが弾きま
す。右へのこぼれ球をサビオラが折り返すが弾き返されました。残念。

31分。バルサ陣内でボールの奪い合いが続き、サビオラが下がってなんとかボール
を取り返します。
バルサ陣右でボールをキープしたロニーが、右ラテラルのカルボーネが上がってい
るのを見て、スピードアップ。
敵ＤＦをスピードだけで振り切り、一気にＰＡ手前まで持って行きます。
そのロニーに合わせて上がっていたサビオラが、ここでＤＦラインの裏を狙い、ロ
ニーがＤＦの逆をつくスルーパス。
飛び出したカニサレスの上をループで狙ってゴール！しましたが、残念ながら笛。
オフサイドでした。
直後、間髪入れず、バレンシアのカウンターがバルサを襲います。
Ｒオリベイラに出たスルーパスに飛び出たＶバルデスとマルケスが交錯してしま
い、こぼれ球を拾われます。
ゴールが無人のピンチでしたが、オレゲールが上手くクリアして難を逃れました。
しかしＶバルデスとマルケスが揃って立ち上がれない。
Ｖバルデスは足を引きずりながらも立ち上がりましたが、マルケスは担架で退場と
なりました。
この後もＶバルデスは足をひきずりながらゴールを守ります。漢です。
そしてマルケスに代わってＯロペスが右に入り、オレゲールが中央に入ります。

36分、ビセンテに出たスルーパスをＯロペスがＣＫに逃げる。
そのＣＫがドンピシャでバラハの頭に当たり、ゴール右隅へ飛んでいきます。
しかしここをカバーしていたチャビがこれをクリア。危ないシーンでした。
前半最後にロスタイム。
左に流れたロニーがエンドライン際でボールをもらい、そこで止まります。
右ラテラルに入ったルフェテを正面に５，６秒くらい完全に止まり、
ルフェテがやや動いた瞬間に右にボールを出してかわし、クロスと見せかけてボー
ルを戻すも、体を当てた事がファールに取られました。ここで前半終了。0-0です。

ハーフタイムはラポルタ会長のインタビュー等がありました。
「ガスパール、ＮＯ！」コールや、ライカーやロニー、コネホのインタビューと、
なかなか面白かったです。
会長からバルサファンへのメッセージがありました。以下にご紹介します。
「日本のバルセロニスタの皆さん、バルサの為に再び夢を持って下さい。私はバル
サが世界最高のクラブでありつづけるよう努力します。情熱を持ち、感情を多いに
表現して下さい。ただし、礼節を心得たバルセロニスタの枠の中で・・・」

後半、選手交代は無く、中盤でのボールぼ奪い合いが続きます。
49分、中盤でモッタがボールを奪って前線のサビオラへ。
前を向き、ミドルシュートと思わせて右を走るチャビの前に転がします。
これを走り込んだチャビがそのままミドルシュートを打ちましたが、残念ながらカ
ニサレスの正面でした。
50分、ボールカットしたカルボーニが前を走るＲオリベイラにスルーパス。
オレゲールがピッタリ付くも、Ｒオリベイラは強引にシュート。
飛びつくＶバルデスの手を越えましたが、ボールはなんとかゴールを逸れました。