サッカーのJリーグは11日、東京都内で実行委員会を開き、「ジェフユナイテッ
ド市原」から「ジェフユナイテッド千葉」への呼称変更を、18日の理事会で承認
することを確認した。Jリーグの鈴木昌チェアマンは市原市側が一方的な決定など
として反発し、「強行突破は良くない」と判断し、承認を1カ月間先送りしてい
た。
http://sports.yahoo.co.jp/soccer/headlines/mai/20040511/spo/20361100_mai_00002076.html
移転例ウィンブルドン
サポーターの強い反対にもかかわらず、FA(イングランドサッカー協会)は次の
ような発表をした。イングランドのディヴィジョン1に所属するウィンブルドンF
C(Wimbledon FC)が、97キロメートル(60マイル)以上離れたミルトン・ケイン
ズ(Milton Keynes)に移転するというのだ。チームのサポーターはこれに猛反
対。移転するチームの後は追わず、AFCウィンブルドン(AFC Wimbledon)とい
う新しいクラブを設立した。
「簡単なことだ。ミルトン・ケインズに本拠地を移してしまっては、クラブはも
う、113年も続くウィンブルドンFCの歴史を継ぐことはできないんだ」
ウィンブルドン・インディペンデント・サポーターズ・アソシエーション
(Wimbledon Independent Supporters Association)代表、ケヴィン・ライは言
う。
AFCウィンブルドンのクリス・スチュワート会長も、フットボールクラブはその
地域の住民を代表するものであり、大切なのは地域社会、アイデンティティーであ
って、お金ではないと言う。
「ウィンブルドンのサポーターは、その名称は変わらなくても、クラブがミルト
ン・ケインズに移ってしまえば、応援しようとは思いません」
サポーターたちは、新しいチームにかなりの情熱を注いでいる。AFCウィンブル
ドンは、底辺からやりなおさなければならないのだから。現在プレーしているの
は、コンバインド・カウンティーズリーグ(Combined Counties League)で、ラ
イが“フランチャイズFC”と呼ぶ、ウィンブルドンFCと比べると、6ディヴィジョ
ン下だ。ところで、ウィンブルドンFCは、“フランチャイズFC”よりもっと屈辱
的な呼び方をされることも少なくない。
10年間ウィンブルドンのサポーターである、エミリー・スタントンは言う。
「私たちがこのクラブそのものなの。ウィンブルドンは私たちサポーターのもので
あって、資金提供者のものじゃないわ。本来あるべき場所、このサウスウェストロ
ンドンにある新しいウィンブルドンを応援して、もともとウィンブルドンがいた、
ディヴィジョン1に戻してみせるわ」
今回の一件を重く受けとめたのは、ウィンブルドンのサポーターだけではない。国
中のフットボールファンが、ウィンブルドンの忠実なサポーターたちにエールを送
った。多くのサポーターが、自分のチームがウィンブルドンと対戦する試合の応援
をボイコット。今回のように資金提供者がウィンブルドンを金の力で移転させるこ
とができるのなら、次は自分のチームに同じことが起こるかもしれない、という気
持ちからだ。
ライは、もう一つ大きな問題があると言う。
「ある町が、フットボールリーグに加盟しているクラブを買い取ることを許可され
れば、イングランドリーグのピラミッド構造は崩れ、とりかえしがつかないことに
なる」
新しいクラブの設立は容易ではなく、費用もかかる。けれど、サポーターの決意は
固かった。ウィンブルドンにおけるフットボールの行く末を案じてサポーターがと
った行動に、それがよく表れている。ドンズ・トラスト(Dons Trust:ドンズはウ
ィンブルドンのニックネーム)の設立だ。その目的は、ウィンブルドンでフットボ
ールの伝統を継承するクラブの、設立資金を管理することだ。
ウィンブルドンの辺りでは、クラブ専用でなくても、スタジアムをレンタルするに
は最低2万ポンド(約380万円)かかる。その資金は、寄付とAFCウィンブルドン
のシーズンチケット先行販売の売上でまかなわれた。
ライは予想した通りと言うが、資金集めは大成功だった。目標の2万ポンドに対し、
たった11日間で7万ポンド(約1,350万円)が集まった。ドンズ・トラストはサポー
ターによってつくられたものだから、現在チームを所有しているのはサポーターと
いうことになる。ライは、その気持ちをこう語る。
「最高の喜びといえば、自分はチームのサポーターであるだけでなく、所有者の一
人であるということだよ。クラブにより深く関わり、クラブのためにより貢献して
いると感じられるんだ」
どうやら、AFCウィンブルドンの将来は安泰のようだ。サポーターによって所
有、運営されているのだから。現在所属しているリーグでは、平均観客動員数は50
人から100人。ところが、AFCウィンブルドンの試合には、平均3,000人が入る。
チームにはプロ精神があり、そして何よりも、サポーターがいる。チームの成長を
見守り、チームが本来いるべき場所に返り咲くのを心待ちにしている。
また一方で、これほど大きなクラブチームの存在は、同じリーグ内の他のチームに
も経済的効果をもたらし、リーグ全体の繁栄につながる。
AFCウィンブルドンのストライカーで、以前チェルシーに在籍していた、ジョ
ー・シェーリン (Joe Sheerin)は、サポーターに敬意を表し、次のように語っ
た。
「僕は地元の出身で、ここで育ったんだ。今回のことは(AFCウィンブルドンで
プレーすることは)僕にとってすばらしい機会だ。すごく嬉しいし、サポーターの
皆さんのとった行動は、すばらしいと思う」
http://www.footballculture.net/japan/teams/feat_wimbledon.shtml┐( ‾ー‾)┌ フッ地域密着の思想がどこに行ったのでしょうか?
Jの委員会としては移転を止めさせるべきではと思ったりします。
やや過疎地であるものの、いままで愛着を持つサポの方達の意向を無視するのは如
何かと思われます。
(サポではないので反対してるかどうかは知りませんが)大体において反対される
と思っておりましたのでこのような書き方になりましたが。
後はFC横浜やウィンブルドンのように新たにチームを立ち上げるしかないかな。